2023年 2月登山の日


12月登山の日

朝日に輝く樹氷

 

おすすめの山 東篭ノ登山2,227m

今月は東篭ノ登山を紹介しましょう。
群馬県吾妻郡嬬恋村と長野県東御市との境に位置する山で、ぐんま百名山、信州百名山に選ばれている2つの県を代表する山です。頂上からの眺めはすこぶる良くて、360度遮ることなく、浅間山・富士山・八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス・御岳・乗鞍岳・北アルプスと頂上から見える山の枚挙にいとまがありません。今年展望の山 東篭ノ登山に登りませんか。(高山植物が豊富なので夏もおすすめ)
 

 
 

おすすめのコース

 

【行程】
湯ノ丸地蔵峠-池の平歩道入口-兎平-東篭ノ登山(往路を戻る)

 

12月登山の日

 
【コースの特徴】
冬期は湯の丸スキー場の第6パーキング付近からスキーゲレンデ脇の林間をスノーシューやワカンで登りましょう。スキー場トップから林道をしばらくたどると、標識布に導かれて兎平に至ります。ここまでは緩やかな斜面で楽しく樹氷を見ながら歩くことができるでしょう。その先これも標識布に導かれて東篭ノ登山に向かいます。初めは緩やかですが、徐々に傾斜を増して頂上直下はかなりの急斜面で苦しいところです。苦しい登りを少し頑張ると360度の展望が待っている頂上です。全体を通して危険なところはありませんが、地形図で登る方向や降りる方向はしっかり確認しましょう。
 

12月登山の日

 

「立春を迎える2月。これからが雪山の楽しいシーズンのはじまり」
2月は暦の上では立春を迎えます。日本列島に居座っていた冬将軍も少し力を弱め、日も長くなってきました。まさに雪山を楽しむ季節が到来したといえます。一方で厳冬期とは違って寒さは和らぎますが、湿気の多い雪となるので注意が必要です。この時期のおすすめはスノートレッキング。雪面に点々と残る兎やキツネの足跡を追いかけると、ひょっこりと兎に出会うこともあります。何か視線を感じるなと思えば、木の陰からカモシカさんがこちらを見ていることも。厳しかった冬から春の移り変わりを楽しみましょう。
 

12月登山の日

 
 

スノートレッキングの装備

 

<ワカン 豪雪地帯に伝わる日本古来の雪山用具>

 
その歴史は古く、縄文遺跡である八戸市是川遺跡からワカンジキの一部が発見されています。軽量でコンパクト、急斜面の登下降やアイゼンを併用して稜線で使用するなど、日本の山岳地形で使いやすく雪山の必携品です。
 

<スノーシューは雪山の魔法の絨毯>

 
雪山の楽しみを味わわせてくれる魔法の絨毯がスノーシューです。靴だけではももまで潜り、ちっとも進まない雪の原もサクサクと進むことが出来ます。クライミングサポートが装着されたモデルならば、かなりの急斜面でも楽に登高が可能です。
 

<トレッキングポール>

 
スノートレッキングの必需品。雪の上を歩く時にバランスをとります。深雪では、バックカントリースキーのストックはバランスが良くて使いやすいですね。
 

おすすめトレッキングポール

LEKI

レガシーライト

¥14,300(税込)

<チェーンスパイク>

 
凍結した平坦部・緩斜面の林道や、雪道と夏道が混ざり合ったような、アイゼンではやや歩きにくいシーンで活躍します。
 

<6本爪アイゼン>

 
主に夏の北アルプスの雪渓や、初冬期・残雪期の雪山低山、雪の積もった緩斜面等で使用されます。10本・12本爪アイゼンと違い前爪が無いため、急斜面や稜線上の凍った斜面ではつま先で蹴り込めません。使いどころを見誤らないようにしましょう。
 

<10~12本爪アイゼン>

 
前爪が2本飛び出している10本・12本爪アイゼンは、本格的な雪山登山に必要不可欠なアイゼンです。12本爪の方が制動力はありますが、靴のサイズが小さい方は10本爪アイゼンの方が歩きやすい場合もあります。
 

<ゲイター(スパッツ)>

 
いくら防水の良い靴でも、靴の中に雪が入ればひとたまりもありません。ロングタイプのゲイターを用意しましょう。使用する靴にあわせたサイズを選ぶことも必要です。
 

<サングラス>

 
2月ともなれば雪の上は紫外線が強いので必ず必要となります。風の強いときはゴーグルも必携ですが、登高時などは発汗が多いのでサングラスとの併用が快適です。
 

<インナー手袋>

 
春の雪は湿度が高くなり手袋を濡らします。濡れて、風に吹かれると大変冷たいだけでなく、凍傷の危険性が高くなります。防水性の高いオーバーグローブを重ねて濡れを防ぎましょう。また、手が濡れると手袋に入りにくくなるので、手袋にスムーズに手を入れるためにインナー手袋が必要です。
 

 
 
春の雪山は転滑落に注意
日中の気温が上がるこの時期は、朝や日が傾き始めると日射で融けた雪面が凍てつきます。さっきまでズボズボと歩いていた斜面が危険になります。携帯性の良い軽アイゼンやチェーンスパイクは必ず持参しましょう。この時期太平洋側の山は南岸低気圧が通過すると積雪が増大することもあります。天候に注意を払い、降雪の後は、少し重くても10本爪・12本爪のアイゼンを持参する慎重さが身を助けます。

 

 

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