2022年 1月登山の日「踏み分けて 苦難の登高 初日に輝く富嶽」

 

12月登山の日
2022年 初日に輝く富士山 雁が腹摺り山から

 

おすすめの山「ハマイバ丸」

今月はハマイバ丸を紹介しましょう。
カタカナで表記されることが多い山名ですが、漢字で表記すると破魔射場丸です。地元の真木の集落の人が破魔矢を射る神事を行ったところからの命名だそうです。小金沢山稜上のピークの一つで大月市秀麗富嶽十二景にも選ばれる眺めの良い秀麗なピークです。今年、富士山の素晴らしい眺めと、花の美しいハマイバ丸に登ってみませんか。
 

 

おすすめのコース

 

【行程】
大月駅(バス)– ハマイバ前 — 林道990m地点分岐林道に入り南東尾根 — ハマイバ丸
下山は湯の沢峠に向かうもよし、笹子雁が腹摺り山方面に向かうもよし。いずれも富士山の姿を眺める良いコースです。

 
【コースの特徴】
ハマイバ丸の南東尾根には登山道は整備されていません。かすかな踏み跡を辿り、地図を頼りに登高する能力が必要です。途中急傾斜の個所が何か所もあるので、スリング・カラビナ・補助ロープで安全を確保する能力も必要です。苦労は多い尾根ですが、いつも背中から富士山に応援される元気はつらつルートです。
 

 
 

 
 

 
 
 

冬のハイキングを楽しむために

 

<アイゼン・ストックの準備>

 
当日、雪が降っていなくても日陰には氷化した雪が残っていることもあるので、アイゼン・ストックはつねに携行しましょう。

 
ハイキングでは6本爪の軽アイゼンもしくはチェーンアイゼンが携行時に嵩張らなくて使い勝手が良いでしょう。しかし、通常のアイゼンに比べ、それぞれに使用上の注意があります。6本爪アイゼンは多少の雪があってもスリップしにくいですが、急坂になるとつま先・かかと部分に爪がないので、一歩一歩ステップを刻むように登下降しなければ不意に滑ります。

 
チェーンアイゼンは紳士靴用に作られたゴムにスパイクが付いたものではなく、スパイクをチェーンでつないだタイプが必要です。このタイプは靴の全周に爪が配置され、凍てついた林道やかなり急傾斜の斜面でも安定して登下降できます。しかし、足首以上の積雪がある場合はアイゼンに雪が団子のようにつき、スリップしやすくなります。こまめに雪を落としてスリップしないように対処が必要です。ストックは夏用のリングでは使いづらいので積雪がある時は冬用のリングに付け替えましょう
 
 

【おすすめのアイゼン】

CAMP アイスマスター EVO

湿高強度と高耐久のために高品質のステンレス鋼チェーンでリンクされた13個のステンレス鋼スパイクで構成されています。

 

【おすすめのストック】

Black Diamond ディスタンスカーボンZ


  

  

 


   

    

Black Diamond Zポールスノーバスケット

ディスタンスシリーズの固定バスケットにクリップできるスノーバスケット。泥道や簡単なスノーハイクに対応。

 

<手袋とゲイターの準備>

 
冬には手袋は必携ですが、薄いインナーグローブとウールグローブ・雪が降っているときと風の強いときはオーバーグローブとレイアリングをすると効果的に保温が出来て安全です。特に濡れると低山でも凍傷の危険性(濡れた状態に強風を受けると気温がそれほど低くなくても凍傷になる)があるので、予備のグローブも必ず用意しましょう。ゲイターは夏山でも使用されている方も多いと思いますが、雪が入らないようにするだけでなく、霜柱が融けてドロドロの山道の汚れにも有効です。
 
 

【おすすめのグローブ】

Black Diamond ダートバッグ

撥水ゴートレザー製のレザー・ワークグローブ。フリースをライニングし、適度な保温性を確保。雪の浸入を防ぐニットカフ付。


   

   

 


   

    

【おすすめのグローブ】

Black Diamond ミッドウェイトソフトシェル

保温性と通気性に優れたソフトシェルグローブ。パームにはゴートレザーを採用し耐久性にも優れます。また親指と人指し指にタッチスクリーン操作対応の生地を採用しています。

 

<ウエアリングの知識>

 
冬は登山口ではまだ太陽の光の恩恵を受けていないので、ついつい厚着をして歩きはじめがちです。しかし、一度汗で衣類を濡らしてしまうと寒風が体温をどんどん奪います。 頭・首・手首・足首を効果的に保温することにより、より薄いレイアリングで行動が出来ます。
 
汗冷えを防ぐために肌をドライに保つインナーを着用して、その上にウールインナーを着用すると特に効果的です。かなり気温が低いときは防寒具を着て歩きはじめたくなると思いますが、汗をかく前に脱ぎましょう。こまめな温度調節が快適にハイキングをするコツです。
 
また、脱いだウエアはとかく嵩張りがちですから、スタッフバッグ(エアーの抜けるタイプが便利)をすぐ出るところに用意して脱ぎ着のたびに、スタッフバックに収納するのがコツです。加えてザックも少し大きめのものが便利でしょう。ザックの外にぶら下げるのは「ウエアを破いたり、木に引っ掛けて転倒したり」とトラブル・事故のもとなのでやめましょう。
 
 

【おすすめのスタッフバッグ】

GRANITEGEAR eVentシルドライサック

超軽量防水スタッフサックです。ボトム部に透湿防水水素eVentを採用し圧縮した時にエアを逃します。また楕円形ですのでバックの中にパッキングしやすい形状になっています。


   

   

 


   

    
   

【おすすめのザック】

オルトボックス トラバース28S

 


 
以上冬のハイキングを楽しむコツを述べました。
「冬こそ元気にアウトドア!」健康と感動をサポートする石井スポーツグループから皆様への提案です。