【 俺の山写真 vol.1 】愛機の一眼レフとともに

「俺の山写真」の記念すべき第一弾は、神田本館の渡部(わたべ)さんです。

渡部さんは、2018年に入社をしたフレッシュなスタッフです。元々は山とは無関係の仕事をしていましたが、趣味が山歩きであったことから石井スポーツに入社。地元である神奈川県の丹沢エリアや、北アルプス(槍穂高、常念岳、後立山連峰あたりが大好き!)を愛する好青年です。

それでは渡部さんの「山写真」見せていただきましょう!

 

※在籍店舗及び記事内容は投稿当時のもので現在は異なる場合があります。予めご了承ください。

【神田本館勤務:渡部さん】
2018年春、神田本館に着任。
神田本館1Fにて、登山用品全般を担当。

地元である神奈川県の丹沢エリアや、北アルプス(槍穂高、常念岳、後立山連峰あたりが大好き!)の散策が好きで、石井スポーツに入社後その想いはますます強くなっているとのこと。
カメラも趣味としており、毎回山には一眼レフを持っていく本格派。愛機はニコンのD5500。一眼レフの中では軽いこの機種がお気に入りです。

ではでは早速山写真を拝見していきましょう

 

◆マジックアワー ~2017年北アルプス槍ヶ岳にて~

みなさん、こんにちは。神田本館の渡部(わたべ)です。
写真を撮ることが好きな自分にとって、このような機会をいただけたことをとてもうれしく思っています。

皆さん、山に登る時にどんな写真を撮っていますか?今日は私がこれまでに撮影した写真をほんの一部ですがご紹介させていただきます。

 

1枚目は2017年のゴールデンウィークに北アルプスの槍ヶ岳に登った際に撮影した写真です。今でも覚えていますが、登る時は天気が悪く荒天模様でした。やっと山小屋について少し休憩をし、夕方に晴れてきたタイミングで外に出てみると、息を呑むような光景がそこにありました。
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山小屋のご主人は「天気が荒れる前と荒れた後の山は格別だ」とおっしゃっていましたが、それを実感出来た瞬間を写真に収めることが出来ました。

被写体としてヒトが入ると、また味が出るように思います。「障害物も写真の味を生み出すエッセンス」そう私は思います。

同じ時期に撮影した「日の出の槍ヶ岳」の写真もあわせてお楽しみください。

◆贅沢な静寂 ~2017年蝶ヶ岳から槍ヶ岳方面を望む~

 

こちらの写真もゴールデンウィーク前(開山前ですね)に蝶ヶ岳から槍ヶ岳方面を眺めたものです。まさに「誰もいない静寂な朝」でした。足跡すらない雪景色に心を踊らせたのを今でも覚えています。

私は単独で山に登ることも多いのですが、前日の夜、吹雪荒れた後の朝の写真がこちらです。TVCMにも出てきそうなこの景色をどうぞじっくり楽しんでください。

◆雲ノ平の夏模様 ~2017年夏~

 

こちらは2017年8月に雲ノ平で撮った写真です。雲が若干多い天気だったのですが、雲ノ平キャンプ場アルプス庭園から撮った写真です。ちなみにこの写真は14時ごろに撮影したものです。

山の写真の本を見ると「構図の中に空を入れすぎないほうが良い」と書いている本もよく見かけますが、この日は雲が印象的だったこともあり、構図の上半分を空にし、中央に雲を配置してみました。奥行き感を上手く生み出せたのではないかと考えていますが、いかがですか?

 


|渡部さんに聞く「山写真の心得」

 

渡部さんに山写真の心得を聞くと、少し迷ってから次の3つを教えてくれました。

 

 ①:出来るだけたくさん撮る!

 

いいと思ったらシャッターを切る!シャッターを切れば切るほど写真は上手くなるものです。私は1回山に登りに行くと200-300枚くらい撮ることもよくありあす。失敗を恐れずにどんどん撮りましょう。

 

 ②:スマホなら構図を楽しむ!

 

スマホで撮るならいろいろな構図を楽しんでみてください。真ん中に被写体を置くだけでなく、あえてずらしてみたり、下から煽り気味に撮影してみたり。あとはお気にいりのインスタグラムの投稿を参考にしたりするのも良いかもしれません。

 

 ③:一眼レフならでは機能を楽しむ

 

露出にこだわって見たり、周りをぼかしてみたり(今はスマホでも出来る機種もありますが)そんな一眼レフならではの撮影機能を楽しむのがおすすめです。

「こんな写真どういう風にして撮ったんだろう」と想いを巡らせながら写真を眺めるのも楽しみの一つです。WEBサイトを参考にしてテクニックを磨くのもアリだと思いますよ。

 

私の愛機ニコンのD5500です。
山の写真は、頂上から撮る、下から撮るなどのいろいろな楽しみ方がありますが、おすすめなのでは「あえて少し角度を変えて撮る」ことです。
同じ構図だと飽きてしまいますので、被写体を真ん中に据える「日の丸構図」だけでなく、あえて対象物をずらして見てください。
例えば頂上からの写真も「空の面積を多めにする」だけで雰囲気がまた変わってきますよ。
もちろん、写真をスマホで手軽に楽しむのも私は賛成です!最近はスマホでも「背景をぼかす」機能がついているものが増えていますし、オールマイティにいろんな写真が取れる良さ、
動画も手軽に取れる良さは魅力的ですね。

|普段の渡部さんの接客風景

普段は1Fの売場にいることが多い渡部さん。写真だけでなく、もちろん登山関連の商品の知識も豊富です。厳冬期以外は月に1-2回山に登る渡部さんだからこそ、豊富な経験をもとにアドバイスをくれますよ。


 

 


|石井スポーツ神田本館

都営新宿線・三田線・半蔵門線/神保町駅A5番出口より徒歩5分、JR総武線/御茶ノ水駅御茶ノ水橋口より徒歩10分の場所にある店舗です。

夏は1Fが登山・アウトドアの店舗、2Fがスキーの店舗なのですが、冬にはスキー専門店に「変身」するちょっと変わった店舗です。特にスキーについての商品知識が豊富なスタッフが多いのが特徴です。


 

スマホの普及によって、より皆さんが気軽に楽しめるようになった写真。

今回話を聞いた神田本館の渡部さんは、一眼レフならではの山の写真の楽しみ方に詳しいスタッフでした。写真のことになるとその語り口にねつを帯びてくるのがとても印象的でした。

今後も石井スポーツのスタッフの中から、選りすぐりのメンバーの山写真を紹介していきます。どうぞご期待ください。