6月 登山の日「梅雨の山 百花繚乱」
6月入梅の時期。ハイキングや登山の計画を立てるとき、出発の朝に天候が気になる頃になりました。しかし、7月10日前後の梅雨の終わりのはげしい雨を降らせる時期を除いて、天気予報をよく確認すれば、意外と晴れ間も多い時期です。この時期の山は花が美しく咲き誇り、谷には雪渓が垣間見られて他の季節にはない山の表情があります。あなたも梅雨の晴れ間を見つけて美しい花々に会いに行きませんか。
<天気予報三段活用>
10日前~3日前 tenki.jp・てんきとくらす・ウェザーニュースなど、10日前からの予報で天候の傾向を確認して、大まかな計画を立てる。
2日・前日 天気予報と衛星画像で天気予報と雨雲の画像や気温・湿度を確認して山行を実行するかどうかの判断をする。
当日 天気予報と衛星画像を確認してその日の雨の降りだす時間帯や気温・湿度を確認して対応策をあらかじめ考えて、出発しましょう。
<雨を楽しむ登山術>
装備の雨対策の一番はザックのレインカバーですが完全ではありません。ザックカバーをしていても中に雨が通ってしまって痛い思いをした方も多いはず。基本は個別の防水パッキング。ポイントはザックの防水インナーバックだけに頼らないこと。ロールアップが甘くてここから浸水すれば逃げ場がないのですべて濡れてしまいます。セーターや着替えなど絶対に濡らしたくないものはシュラフ用の防水コンプレッションバックに入れて防水とコンパクトパッキングを心掛けましょう。小物類・救急薬品・タオル・ポケットティッシュも防水バックに入れておくとよいでしょう。基本的にはすべてを個別に防水スタッフサックに入れることが重要です。また、財布・携帯電話などジップロックを活用されている方も多いでしょうが、耐久性に劣るので、専用の防水ケースを使用されるのがエコの観点からもお勧めです。
これで完璧 雨に負けない防水対策
①個々に防水バックに入れる。 (個別保護)
②ザックの防水インナーで内部全体を保護(内部保護)
③ザックのレインカバーで耐水性を向上させる。(全体保護)
※ザックそのものが防水加工された製品はカバーが風であおられることもなく、安全性の向上につながるので要注目の製品です。
さて雨の対策は完璧で、梅雨の山を楽しんだ後にもう一工夫の提案。
軽量サンダルと着替えを持って行って、帰りも快適にしましょう。こんな時に活躍するのがコンパクトに収まる手提げバックです。トレッキングシューズや濡れた雨具・着替えをを収納して、楽しく家路につきましょう。
【おすすめ 靴】
AKU レローザGTX
足当たりが良く、無理な締め付けを感じにくいエントリーユーザー向きの1足です。防水透湿素材のゴアテックスを使用していますので雨でも安心して御使用できます。
¥22,000
SALOMON オーセンティック LTR GTX”(M’s/W’s)
ミッドカットながら安定感があり、起伏の多い地形でのハイキングなどで活躍します。あらゆる天候に対応する軽量レザーモデルです。
¥15,500
【おすすめ 防水ザック】
マウンテンハードウェア スクランブラ―30 アウトドライ
防水素材アウトドライを使用した防水ザック。背中のカーブにフィットし、荷重を安定させるハードウェイサスペンションを採用。
¥16,000
【おすすめ インナーバッグ】
EXPED FOLD DRYBAG UL
ロール開閉式のウルトラライトドライバッグ。軽く、強度も高いので重宝します。
¥1,500~
【おすすめ ザックカバー】
PAINE デイパック/ザックカバー
シリコンコーデュラナイロンを使用し、立体カットとウェストベルトによりカバーが体に密着し、水の浸入を防ぎます。
¥3,300~
【おすすめ 防水スプレー】
Mountain Warlock メイプルーフ
あらゆるシューズ、レインウェアに使用できる超撥水スプレーです。特殊フッ素成分が水性、油性の汚れをはじきます。
¥2,200
【おすすめ レインウェア】
PAINE ゴアテックスイノセントレインスーツ(上下) M’s/W’s
防水透湿素材ゴアテックスを使用した超軽量で携帯性に優れるレインウェアです。サイドポケットが大きく作られていますので出し入れがしやすい。
¥31,000
ONYONE アクティブレインスーツ(上下)
耐水性、透湿性、耐久性とさらに通気性をそなえたハイスペックなレインスーツです。420gと超軽量で用途を問わず使用できます。
¥32,600