道具選びのはじめの一歩! スキー板編

バックカントリースキーを楽しむのに、道具選びはやはり重要です。また、山岳エリア(バックカントリーエリア)を安全に滑るために、またトラブルへ適切に対応するために必要な装備などもあります。それらの選び方については別に紹介し、ここではスキー板選びについて解説しましょう。

センター幅95mm〜100mm未満のオールラウンドなモデルに注目!

これまであまりファットスキーに触れてこなかった方にとって、センター幅100mm以上のスキー板は、別世界のものように感じるかもしれません。そのときのフィーリングの違和感を気にする方もいらしゃいます。そこで、「はじめの一歩」としては、センター幅100mm以内のモデルをおすすめします。

 レーシングや基礎の競技用モデルで得られるカービングとまったく同じフィーリングというわけではありませんが、センター幅95mm〜100mm未満のタイプは、ゲレンデの圧雪された斜面を楽しむためのエッジグリップ感やターン性能と、深雪を滑る時の適度な浮力感を備えているモデルが多数あります。イメージとしては、バックカントリースキーというか、フリライドのエントリースキーヤーが楽しめるモデル。メインはスキー場内でのパウダーライディングやツリーラン。年に数回、バックカントリースキーのガイドツアーに参加するようであれば、ここからスタートするのも良いのではないでしょうか。

 スキー板選びの際には、スタッフにお声がけください。MY BESTスキーを選ぶお手伝いをさせていただきます。

圧雪からパウダーまでオールラウンドにフリーライドを楽しむならこのモデル

96㎜というウエスト幅が深雪での浮力と圧雪や悪雪での操作性を絶妙なバランスで満足させてくれ、ウッドコアがメタルシートでサンドイッチされた構造と強すぎない絶妙なロッカー形状が、圧雪バーンでの高いグリップ力による抜群のカービンターンが楽しめるのはもちろん、悪雪での突破力も高く安定感も抜群。競技経験者や基礎エキスパートなど普段から高いスピードレンジのエキスパートスキーヤーも大満足な一台となっている。

新たにダブルサイドウォールテクノロジーを採用し、足元のエッジグリップ感や振動吸収力がさらに高まったことで、ツインロッカー形状ながらカービング性能にも優れゲレンデからパウダーまで全てが楽しい一台となっている。もちろん深雪に対してもそのロッカー形状とセンター幅が相まって、ご機嫌な浮力感と操作感が得られている。前作より全体的にフレックスがしなやかになり低速から高速まで高い操作性を発揮してくれるので幅広いレベルのスキーヤーが楽しめるスキーに仕上がっています。

センター幅95㎜に対しトップ幅が154㎜もあり、マルチなサイドカーブにより形成される回転半径はこのクラスのモデルの中でもかなりきついものとなっているうえに、特徴的な形状でチタナルメタルと相まって、抜群のエッジグリップを容易にし、圧雪バーンにおいて新感覚のカービングターンを容易に楽しむことができる。 もちろんこのトップ幅が抜群の浮力を生み深雪での滑走をより快適にするのは言うまでもないだろう。

ショベル(トップ)部分に網目のように配されたカーボン素材が雪面からの振動をしっかり押さえつつ、新開発のメタルフレーム構造がハードバーンにおけるシビアなエッジングも可能にし、センター幅95㎜とは思えない高次元のゲレンデ性能を発揮する。その滑走感から基礎スキーヤーなどゲレンデスキーヤーにとっても違和感なく乗っていただける一台となっている。

石井スポーツオリジナルファットスキーがモデルチェンジ! 課題としたのは数あるファットスキーの中でいかに特徴を出していくか。最近はスキー場管理区域内でパウダーが滑れるところが増えています。しかし、ゲレンデでのカービングも捨てがたく、どちらも楽しみたいというお客様からの声があります。その声に応えつつ、長く所有しても価値観が変わらないデザインで、満足感が高いスキーを目指しました。二代目となるこのスキーは、芯材と強化材となるグラス素材を変更。より粘りのあるフレックスで圧雪でのスピード負けしないエッジグリップと安定性に、ファットスキーとしては小さめの回転半径(ラディウス)、振動が少なく「しなり」の調整の自在性が特徴です。もちろん、パウダー、ザラメ雪での操作性、ショートターンからロングターンまで気持ち良く滑ることができる性能にもこだわりました。「欲しい」と思っていただけるスキー板になったと思います。最初のファットスキーとしてもおすすめです!

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